技術系食欲爆発人類の神経回路

技術的なことから日常生活のことまで色々

私は社会に適合することにしました

半年に渡る自由生活が終わります.
最終日となる今日は,長々と文章を書いたり,勉強したり,整体に行って推しのお姉さんがボブになっているのを褒めたり,昨日ポチった電気ケトルでカフェインレスコーヒーを入れたりして過ごしました.


さて,この半年間を振り返りたいところですが,色々とありすぎたので,ここで半年前のブログを思い返してみましょう.

カリキュラム - 技術系ご主人様の神経回路

自由に生活する上で,7つの軸を用意していたようです.
それぞれ守れていたのでしょうか.振り返ってみましょう.

・生命の道理を知れ
生活の幹となるのは,自身の身体と精神である. 生命科学を知ることは,自らの健康を保つための近道であり,また論理的思考力を定着させる.

こちらは十分に意識できていたと思います.
第一に,生物学の基礎を爆速で学び,人体のシステムを幅広く理解することで,自分に足りていないこと,日々の食事で意識すべきことを明確にできました.
また,整体に通うことで,身体という最重要資本を労わりました.

・技術を磨け
技術を存分に振るい生きてゆく者として,その鍛錬を怠ることは,自ら淘汰の沼に足を踏み入れることと同じである. 常にもがき,自身を便利ツールとして磨き続けよ.

こちらも日々鍛錬できたと思います.
アルバイトの勤務は自由でしたが,週に3日は出勤し,日々新しいことに挑戦させてもらいました.特に最後の数ヶ月は,システムの中でもそれまでに触れてこなかった部分をたくさん触りました.論文もたくさん読みました.
他にも,自学としてデータ分析やWebアプリケーションの構築など,ちょっとしたところを掻い摘んで学ぶことができました.

・言語を行き来しろ
言語は思考の移動手段である.幅広い世界を知りたくば,言語の幅を広げよ. 自身が尠少な語彙しか持たぬことを認め,言葉の出入りを頻繁に行うこと. また,他国語がもつ文法的特徴だけでなく,文化的・歴史的特徴を積極的に知ること.

中国語をゼロから学びましたね.
会話ができるほどではありませんが,ある程度の文章を理解できるようになりました.
日本語力についてはまだまだですが,毎日のブログ投稿という形での文章生成は,言語能力の鍛錬になったのではないでしょうか.Twitterも捗りましたね.

・華を見聴き取り上げ嗅ぎ食え
全身の感覚は,恐るべき速度で鈍化する. 一方で,新たに植え付けられた感覚は時に人生を一変させる. 常に刺激を受容し,外界と感性の風通しを確保せよ.

これに関しては,家の外で実感することが多かったですね.
とにかく味覚を刺激し続けました.これまでに食べたことのなかったもの,行ったことのなかったお店,たくさん巡りました.
それだけではなく,時には海へ,時には山へと繰り出し,見慣れない景色に心を打たれたものです.

・個を失わず,界に身を置け
孤独は人生に必要な機転を劣らせる. 界に染まることは,気付かぬうちに意志の方向を変化させる. 界における個のトレードオフを常に観察し,最適なバランスを保ち続けよ.

これはいつの間にか定着していました.
自ら行動する時は自由に行動し,人と関わる時にはその時間を存分に楽しみました.人を巻き込んでの行動も頻繁に見られました.
なにより,竹組といる時の安心感に勝るものはないですね.

・投網を投げ続けろ
アウトプットは投網のようなものである. 大きく強靭な投網は,破れることなく多くを捕らえる. アウトプットへの批判を恐れず,常に網を強く大きく作り上げ,繰り返し漁を続けよ.

このブログこそアウトプットです.
読者の方から,ブログの内容についてお声がけいただくことが多くありました.インタラクティブなツールとして役立ったようですね.
仕事面でもアウトプット精神は役立ちました.ちょっとしたことでも発言すれば何かが変わることは多いのです.これを忘れてはいけません.

・遊 の心を忘れるな
人生の目的は辛苦ではない.楽天を追い求める心を捨ててはならない. 時に悦に溺れてもよい.死の接近を感じ取ったら,すぐに逃げろ.

とにかく遊んで,楽しかったよ.辛い別れもあったけど,楽しく生きるようにしていたら楽しかったよ.
自分の甘やかし方を忘れちゃいけないんだね.


7つの軸,余裕で達成できてましたね.

あっという間に時が流れて,その中で必死に遊んだり将来を考えたりしました.
終盤は胃が痛かったりしたけど,かぐやちゃんのおかげで覚悟もできました.

いよいよ25年間逃げ続けていた社会に足を踏み入れます.
何が変わるのでしょうか.
いまだにはっきりとした実感はありません.
それでも僕は進みます.

これまで支えてくれたみんな,ありがとう.
みんながいたから,心も体も健康な状態で,ここまで辿り着きました.
もう会えなくても,僕はきっと必死で生きていくので,死なないように祈っていてください.
もし安否を心配してくれるなら,たまにはこのブログを覗いてみてください.たぶん生きています.

それじゃあね.いってくるね,シャカイ.